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◎) 普通の人生 ?サラリーマンのコスパの良さの具体例
あなたは 普通の人生 を送っていますか?それとも特別な人生を送っていますか?
何が普通で何がスペシャルなのでしょうか。自分の頭で考える必要があるかもしれません。
2:年収400万円同士の夫婦で世帯年収800万円の共働きサラリーマン世帯
でざっくり比較してみよう。
自営業だと年収800万円程度もらうとしたら、月に66万円程度の総支給になる。が消費税や個人事業税などの負担があり、手取りは約40万円になる。(業種ややり方によって変動あり)
共働きサラリーマン世帯年収800万円だとどうでしょうか。
一人400万円は月額で33万円程度の総支給になる。
手取りは約26万円になる。
夫婦2人合わせて手取り52万円です。
両者比較すると12万円も手取りが違うし、何も考えずに個人事業を営んでいるとこれくらいの誤差は普通に発生します。(さらに、税金や保険料の支払いも事業主は手間)
逆に個人事業で52万円の手取りを達成しようとすると、この場合必要な年収は1050万円くらいです。
ざっくり総支給からの手取り計算でサラリーマンは80%ぐらい残り、自営業だと62%くらい残るイメージだ。
コスパがかなり悪くないでしょうか。
もちろん経費などの関係で多少幅が効くのは自営業です。でも、所詮は多少です。
(節税(脱税?)しすぎてたら、税務調査で追徴課税食らう可能性も考慮)
そのあたりのバランスを考えて自営業者は法人化も検討するイメージだ。
さらに年金の受給は何と月額3倍違う。
「起業家はサラリーマンの倍は稼がなければ!」などとよく言われる所以はこれらの複数の要因からだろう。
総支給額から毎月18%多く引かれ、年金はサラリーマンの1/3で休日は少なかったりする。
上の話しを見て、それでもなお起業は自由で憧れると言えるでしょうか。
起業を夢見るあなたは一度でもその辺りを計算してみた事はあるでしょうか。夢や志だけで生きていける程、世の中は甘くない。
ちなみに「サラリーマン年収300万円なので結婚できない。」とよく聞くが
月額に直すと25万円、手取りは20万円です。
共働きだと合わせて40万円。
あれ?上で書いた年収800万円の自営業と同じ手取りになる。
年金受給も共働きなら同じ収入の自営業よりよっぽど多い。
結婚を望んでいる人はイメージだけで結婚を諦めないでほしい。
共働きを続ける事ができれば、何とかなる可能性は大きいのです。地方なら特に。
是非、世間のイメージに流されず自分の頭でしっかり考えて人生を選択して欲しい。
◎)現時点での将来もらえる年金の話し
3倍違うと前述したが将来貰える年金が今時点でどれくらいか。
将来は減額されると言う話しは置いておいて考えてみる。
ざっくりまとめると毎月以下のような感じになる。
(※私の調べた時点なので気になる方は調べてみていただきたい。)
【国民年金 夫婦2人分】 約 110,900円
【厚生年金 女性】 約 102,700円
【厚生年金 男性】 約 166,800円
【厚生年金(夫)と国民年金(妻)】約 222,300円
【厚生年金 夫婦共稼ぎ】 約 269,500円
自営業夫婦二人で国民年金だとしたら65歳から約11万円毎月もらえる。
共働きサラリーマンで厚生年金だったら約27万円もらえる。
差額は毎月16万円、年間で192万円の差が生じる。
かなり長生きしてしまって95歳まで生きてしまったとしよう。
192万×30年=なんと5,760万円の差です。(ん?老後2,000万円問題とか言ってましたっけ?)
逆に言えば同水準の暮らしを考えるなら、自営業の国民年金の人はこの差額分を貯金なりで65歳までに用意しないといけない。それか65歳を超えても働き続けるか。更に115歳まで生きてしまった場合は、9,600万の差になる。
この年齢になってしまうと働く事はまず不可能だろう。
死については計画の立ちようがないので、この辺りをどのように考えるかは個人の考えによると思う。
不労所得という幻想、妄想を抱く人の多さについて
ところであなたは不労所得という言葉は好きでしょうか。
年金などは死ぬまで支払いが約束された老後最高の不労所得であり、信じ過ぎてもいけないが侮ってはいけないことが分かってもらえると思う。
あくまでも個人的にですよ?個人的には、周りの若者の結構な数が下のように

不労所得ほし~!!
と言ってるのに「起業したいんだよね!!!」って
言ってるから、脳内で(あくまで脳内ですよ!)

そうするとしたら、個人事業では国民年金になるし、クリアするには
- まず、成功は大前提
- 自分は手を動かさない仕組みづくり
- 法人化して厚生年金への加入も必須だよな
- 不労所得っていうけど、達成するまで年間休日、何日になるかな・・・
計算してしまいます・・・。
私の周りで、大体の成功している人は
・楽をしたから、不労所得が欲しいから
ではなく
・心の声に従った結果、自分で事業してた
という人が圧倒的ですね。だって、後者の人たちは好きでやってるので、年間休日とか休みたいと
ないんです。だって仕事してる時間こそが充実しているのだから。
◎)経営者にもサラリーマンにもどちらにも悩みはある。が、経営者は弱音を吐けない。
30歳も超えてくると知人や先輩など、様々な経営者の話しを聞く事も多いが基本的に多くの起業家はカッコイイ。
かなりイケイケです。が、裏ではハゲそうなくらいの悩みを抱えている人も多いし
24時間休まず頭は仕事の事を考え続けています。
起業したら経営者自身も事業の広告塔なので弱音など吐けない。絶対に。
どんなに資金繰りに悩んでいても家庭がうまくいってなくても。
あなたは自信がなさそうで弱音を吐く人から商品を買いたいと思うでしょうか。
答えはNOだと思います。活気があり魅力的な人から商品は買いたいだろう。
その点、サラリーマンは友人に自社の悪口や弱音を吐いた所で、勤めている会社の業績に影響はしない。
経営者だからキラキラしているのではなく、むしろキラキラしなくなった時は終わりの時なのです。
◎)幸せを掴む努力と、幸せを感じる能力と
日々幸せを掴む努力をしている人は多いかもしれないが、ささやかな幸せを感じる能力を伸ばす事を意識している人は少ないのではないでしょうか。
例えば、現在私は桜の季節にこの記事を書いています。
日が経つごとに花が散っていっていますが、それを
・綺麗な桜が散って悲しい。満開じゃないと意味がない。テンション下がる。
と受け取るか
・新芽が出たりして、緑が混ざっている感じも、これまた風流だな。
と受け取るかはあなたの心次第です。【幸せは自分の心が決める】っていいますしね。
普通に暮らしていれば大体の物は何でも手に入る世の中になってきました。
だからこそ少しでも手に入らない物があるとイライラする人が増えているように思う。
365日24時間常に桜が咲いてないとイライラする大人になっては不幸だ。
年に一度咲くからこそ桜は美しいのだと思う。
自分の理想に固執せず、他の景色に目を向ける事も大事だし、色んなものに価値を感じる事が出来たり
「まぁいっか。」と思える自分の心の広さや余裕感を育てる事も大事だと思う。
普通の人生についてまとめ
今回は起業や自己実現や成功を煽る世の中に一石を投じるために幸せについて話し、数字を使ってサラリーマンのメリットについて書きましたが、もちろん起業家にも数字には表せないメリットや上手いやり方はたくさんある。
結局あなたは何者になれなくても価値はあるし、社会的な成功を目指すのも勿論良いけれど、社会的に成功しなくても幸せになる道はたくさんある。
目に見える分かりやすい物だけで、人や人生を評価してはいけないし、到底出来ない。
社会やマスコミの煽りに流されず、仕事でもいいし仕事以外でもいいから
「自分はこれでいい!誰が何と言おうと。変わっているとか思われても。だって自分が満足しているから」
と言えるようなモノを見つけたいし、そのような生き方を目指したいものですね。
ほとんどの出来事が自分の受け止め方次第で、素敵な出来事にも絶望的な出来事にも変える事が出来る。
幸せを掴む努力だけでなく、幸せを感じ取る能力の存在も意識して生活してみると日常の景色が違って見えるかもしれない。
自分への戒めも込めて・・・。
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