あなたは 普通の人生 を送るのは嫌ですか?
近年、世の中全体で自己実現、起業、やりがい、成功、などを叫び、そこにしか自由と幸せがないかのように煽る風潮にあるが、過剰に煽り過ぎてたくさんの人が生き苦しくなっているのではないかと思います。
個人的には起業もサラリーマンもどちらも魅力的だと思うが、起業がかなり煽られている世の中なので、あえてサラリーマン側の良いところも踏まえながら書いてみようと思います。
仕事と幸福についての話し 普通の人生は贅沢だ
あなたは日々、幸福を感じながら生きているでしょうか。
日常生活をしていると、こんな声が聞こえてくる。
「もっと上を目指したい」
「やりがいのある仕事がしたい」
「就活に失敗したら終わりだ」
「社畜じゃなくて起業して社長になりたい」
すべて仕事に関する悩みです。仕事を苦に自ら命を絶つ人もいるくらいです。
社会的に成功して幸せを手に入れたいという人は多いけれど、本当にそれだけで幸福度は増すのでしょうか。
一見、成功をしているように見える人でも薬物使用などで逮捕者が出る事は皆さんご存知の通り。
手に入れた物が大きければ大きい程、それを失う恐怖と毎日戦い続けなければならず、それは計り知れないストレスなのでしょう。
社会的な成功は幸福のための材料の1つにはなるかもしれないけれど
必ずしもそれだけでは幸福にはなれないのではないでしょうか。
とてつもなく美人と結婚し子に恵まれ、夢のマイホームも購入する一部上場企業に勤めている人でも
心に渇きを感じている人は大勢いる。
反対に決して裕福とは言えないが、何故か楽しそうに暮らしている人は周りにいないでしょうか。
彼らは幸せを感じ取る能力が高いのでしょう。
何をどれだけ手に入れれば満足するのでしょうか。
老子という人物の言葉で「知足者富」という言葉があります。
日本語でいうと「足るを知る者は富を得る」などと言う。
少しの事でも満足を感じ取れる能力の高い人は得をするよね。
とでも言えるでしょうか。
自分の外側にばかり目を向けて内側に目を向けることをしないと、何をどれだけ手に入れても他人と比較してしまって
まだ足りない、まだ足りないと際限なく欲求が続いてしまう。
「あいつは俺より良い車に乗っている」
「あいつの家は一戸建てです。俺は賃貸だ」
「あいつの職業は羨ましい。」
「あいつの着ている服が欲しい」
「あいつの給料は俺より高い」
「あいつは海外旅行に年2回いく。俺は1回なのに」
「あいつは俺より休みが年間30日も多い」
自分が喜ぶものよりも、あいつらが羨ましがるものが欲しくなっています。そう。際限なく。
頑張って1つ手に入れても上には上がいるので、どこまで手に入れても満足する事はない。
成功したら幸せなのか
成功してないから不幸なのではない。社会的に成功しても不幸な人はいるし
成功していなくても幸福を感じている人は存在するし、もちろん成功して更に幸福を感じている人もいる。
白か黒かではない。
社会的成功 = 幸福 と煽る世の中に惑わされてはいけない。
それでもなお「全てを手にしてみないと、幸せかどうかなんて想像では分からないし説得力がない。」という人は想像力乏しく、幸せを感じ取る能力が低いといっても過言ではないでしょう。
ベンツに乗りさえすれば、周りに自慢できるし幸せになれると思っている人は、手に入れた後にそこまで幸せ感が続かない事を実感する事になります。
お金があるだけでエラいのか?職業に貴賤はあるのか?
際限なく欲が続く人の中には職業に貴賤があると思っている人も多い
いつも人と会う度に職業や役職や企業規模や年齢で、見下したり怯えたり尊敬したりしているから大変です。
30数年生きてきた経験上、その人が人格者であるかどうかという事と、職業や役職は全く相関関係がない。
高給取りの役職者でも、組織で30年間イエスマンを続けて昇格しただけで、仕事が全く出来ず、全部部下に仕事を丸投げにする人物なども多くいる。
そんな人も多い世の中、役職や稼ぎだけで果たして人の価値を判断できるでしょうか。
起業自体が貴いものだと思う人が多いが、サラリーマンはそんなにダメなのでしょうか。
サラリーマンの良い所を数字で比較してみようと思います。
コスパが好きというなら起業なんて最もコスパが悪いという話
あなたはコスパ良い事は好きでしょうか。
コスパという言葉が好きな若者が多い社会で起業という、かなりコスパの悪いものへ煽られてそこへ向かう若者が数多くいると感じる。
私は総務や経理に携わっているゆえ、人よりほんの少しだけ税金や社会保険に詳しいので簡単に説明したいと思います。
サラリーマンは税や社会保険の負担が軽く、保育料の算定などの面においてもかなり恵まれています。(給与所得控除が大きい、社会保険は半分会社負担、消費税がない、個人事業税がない。など多数あり)
将来の年金の受給も現時点ではあるがサラリーマンの方がかなり多い。
大多数の起業はコスパが悪い。
逆に言えば起業するなら数字に強いか、強い人が近くにいないと痛い目を見ている人が私の周りでは結構多い印象があります。
次回の記事で具体的にサラリーマンがコスパの良い事の説明をしていきます。

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