最近、特に新型コロナウイルスの影響で退職勧奨など進んでいますし、ボーナス0なんて企業も増えています。
具体的な数値がなかったので調べて分析してみましたが
・製造業の20社に1社がリストラを検討中
・飲食業の50社に1社がリストラを検討中
・全産業の50社に1社がリストラを検討中参照:新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報について(厚労省)
産業別民営事業所数と従業者数(総務省統計局)
少ないと思いましたか?多いと思いましたか?
ある記事では「45歳以降のリストラはもはや、デフォルトイベント」とまで書いてありました。
逆の視点で企業側から語ると、45歳以降で管理職になってない人の3割が社内ニート化
しているというデータもありました。
45歳以降だと非管理職でも、給与は20年で上昇していますよね。経営者目線で見るとすれば、
そこで社内ニートだとある意味仕方ない気もしてきます。
コスパという言葉はあなたも好きな言葉ではないでしょうか。
そう、分かりやすく端的にいうと【45歳くらいで都合の悪い奴は、コスパが悪い】
という事らしいです。
最近大企業を中心に リストラ が増えてきています。
そう、しかも45歳などこれからまだまだ稼がなければならない年代に対します。
とある専門家C氏に聞いた際に、衝撃が走ったのでその事を載せます。
結論を先に言えば、やはり企業なので、全ては経営者の保身が第一に考えられるという。
それぞれの特徴で話を進めて行きたい。
経営者は事業が回る+自分も組織に残るを考える ⇒ 社員の リストラ
良く考えると当たり前の事かもしれない。
第二次世界大戦でも多くの若者が死にました。
それは、おじいさんが命令を出す方だから。
よっぽど出来た人間でなければ、自分を支持してくれる近所の、おじいちゃん友達を殺す訳にはいかないから
若者を戦場に向かわせる。
「おじいちゃん友達を行かせてもいいけど、周りに自分の友達がいなくなったら
血気盛んな若者から立場を追われるかもしれないでしょ?そんな事自分でする?」
これを言われてハッとした。
これにビジネス的要素が加わると見事に中堅以上の年齢層の人がリストラされる理由がわかる。
諦めて欲しいから言うのではないがやはり悲しい事に
「自分の保身が一番」という人は世の中に多いし
そうした人がケガをせずに上まで登りつめている可能性も高い。
正義感溢れる人はキャリアの途中で挫折していたり左遷させられていたりする可能性が高い。
正義は必ず勝つ!最後に上り詰めるのは正義感あふれる人だ!!
という意識は捨てた方が心の健康のためには良い。
ただしC氏に
「立場や役職が上であるということと人格者であるかという事は相関関係がない。」
と言われて深く納得した記憶が鮮明にあります。
ある意味、防御力が高いから登りつめたので、周りのYESマンを切るような事は絶対にしない。
若手はあまり辞めさせたくない。伸び代のある低賃金労働者だから
彼らは若い。
そして【彼らの給料は安い】そう。残しておいても痛くない。
そして彼らは純粋無垢に働く。やる気がみなぎっている!!
入社して数年なら
「俺がこの会社をでかくするぜ!!!(俺が日本を守るぜ!!)」
という一直線な人物もいるかもしれない。
例えば20歳の人だとしたら、中小企業なんて特に年収250万~350万くらいで10年間使えるのです。
10年くらい経たないと現実は見えてこない。
30歳を過ぎたくらいにようやく
「あれ・・・俺この会社に居続けても・・・なんかいい思いは絶対できないな・・・。」
と気づく。
その時が来て決断して行動するまで10年間は低賃金で働かせることができると思ったら
企業は手放す訳はない。
中堅の人がやはりターゲットになる。スキルが陳腐化したり昔のやり方だったりする可能性が高いから
40歳くらいになっていると普通の会社だと地方の中小企業でも
350~500万くらいは出さないといけない雰囲気があります。
そしてこの頃にはある意味人生を達観している人も増えて来ていて
「うん、出世する見込ないし、しても責任増えるだけだしブラ下がるよ~」
という人も多い。
そして、皆の給料が上がっていくが経営サイドは出来れば300万円くらいで働く人が大量に欲しい。
そうするとどういう事が起こるか。
・ポストを減らして部長兼次長兼課長(600万円)
例えば同期10人中1人だけを役職者にして残り9人は低賃金でなるべく働かせようとします。
でも年齢が上がる毎にまぁ給料は上げないといけない雰囲気だから嫌な気がしてる
やはり誰が リストラ の対象かはすごく分かり易い
1:250万円の若手社員10人が辞職すると
2500万の確保。やる気のない社員がいたとしてもコストは1人250万円
20代なのでまだまだ頭が柔らかい傾向にあります。
2:400万円の中年社員10人が辞職すると
4000万円の確保。やる気のない社員がいるとコストは1人400万円
40代とかなってきたら扱いが難しかったりクセがあったりする傾向があります。
※(あくまで傾向の話しで、若くてダメな人も中堅でスペシャルな人もいます。)
あなたならどちらを優先的に切りますか?
しかし、結局しわ寄せが来るのは若者なのです。
正社員は中々切れないから派遣や契約社員を雇おう。となります。
すると今から社会に出る若者の選べる選択肢が非正規の割合がどんどん大きくなります。
企業の内部留保は1980年台には50兆円だったのに対し、現在は450兆円に迫っているそうでかなりの疑問を感じる。
企業の財布にお金はどんどん貯まっていくのに給料水準はどんどん安くなっていく。と言うとわかりやすいでしょうか。
そもそも私からすると「内部留保が右肩上がりで過去最高なのに非正規社員が増えるってどういう事?!」
という風には思うのですが・・・^^;どう考えても圧倒的に還元率が減っているハズです。
企業からすると貯金はいくらあっても困りませんよね。
正社員もちゃんと働くか分からない。現代は派遣社員という低賃金の選択肢があるのにそれを選択しないというのは考え難いですよね。
国として利益を最大化させるために非正規のような低賃金で働かせる事を認めているので
この流れを止める事は難しいと思います。
あなただって「どうやったら貯金貯まるかなぁ」って考えますよね。
そのためには
・極力お手伝いさんは使わない
・使うなら安いお手伝いさんを使う
・高くて能力あるお手伝いさんは少しでいいや。
・言う事聞かない高いお手伝いさんには辞めてもらいたいなぁ
てなりませんか。
それの規模の大きい版と考えたらいいです。
そしたら企業が低賃金でなるべく雇いたいという気持ちは分かる気がしませんか?
行きつく先は自分自身での汎用スキルの開発努力
どんな仕事でも良いので
・社内評価
よりも
・市場評価
が高くなるようにキャリアを積んだ方が良いと思います。
こんなストーリーになりかねませんから・・・。
↓↓
私はとても社内評価が高い方でした。会社の中心的人物で経営層にも気に入られており
自分で言うのもおこがましいですが、将来も嘱望され時期幹部確定といわれていました。ただ、専門スキルというよりも根回しや要領がとても良かったのだと感じています。
ですが・・・ある日その会社は倒産してしまったのです。私は15年勤めて37歳になっていましたが、そこからの転職活動はかなり難航しました。
何せ職務経歴書にかける内容があまりないのです。自己PR:根回し、要領が良い
いや、すごく大事だと思うんですよコレら。
でも面接で初めて会った人に説明しても信用がしてもらい辛いなと改めて感じました。結局今は免許を取得してトラックの運転手をしています。
この会社では一族経営だし、幹部も生え抜きばかりで
何か・・・私の人生が180度変わった気分を味わいました。だから資格がすごいとか実績が・・・というのは大事なのですが
初めて会った人に対して説明しやすいスキルや実績
を積むことを一番に考えて仕事に励みキャリアを積むべきだと思います。
・・・私と同じ失敗をしないためにも・・・。
↑
のような人は世の中にはたくさんいるのかもしれませんね。
社内ではスーパーマンでも一歩外に出れば
【あなた自身】が評価されます。
どんな時代が来ても自分が磨いたスキルや哲学は廃れることはなく、あなたの血肉となり
人生を歩む上で大いに役に立つでしょう。
この記事で
・どんな人がリストラされ
・どんな人が大事にされ
・どんなスキルを磨いて準備しなければならないのか
考えるきっかけになったならば、本望です。

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