(書評)あなたの人生の科学(下)についての感想と評価

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上巻、下巻とも良書で楽しく読みきりました

先日、記事を書きました。

(書評)あなたの人生の科学(下)についての感想と評価 - たっつーの考察日記
この本を読んでの一番最初に浮かぶ感想は「一度人生を最後まで経験したみたいな気分だ。次は、少しだけ間違わないように正しい道を選択が出来る可能性が増えた気がする。」というまさに良書そのもの。【無意識】のもつ影響力の重要性を理解し、自分を少しでもコントローるしながら生きていけるようになる。

それの下巻も読んだので重要と感じた点やポイントをまとめてみようと思います。

主人公であるハロルドやエリカの青年期、壮年期、老後、死亡
までが書かれており、人間味が溢れて楽しく悲しく切ない物語の完結編です。

あなたは人生において重要な決断下すとき、どのような基準で決めていますか。

自分にとって【良い事】を増やし【良くない事】を減らすのが人生。でも自分の事なのにその二つを正確に分けれる人は誰一人としていない。ヒトは自分の事がよく分かってないのだ。

と書いてあり、人間には大きく分けて2種類のタイプがいると言っています。

1:【実際の自分以上に自分に価値があると思っている人】
2:【自分を過小評価し、何でも控えめに受け取る人】

1:は結婚でも、仕事でも自分よりレベルが上の物を常に目指すので成就しない事が多いが、アタックする回数が多いので自分の実力より優秀なモノをGETできる可能性が高い。例えば自分の中で【10段階で9以上の女性に告白するタイプ】しかし、計画性のなさや、無謀な挑戦で身を滅ぼす事もある?

2:は自分の能力を過小評価し、十分実力があるにも関わらず「競争には勝てない・・・。」と思い込んで挑戦しないところがあります。
だから自分より明らかにレベルが下の物を選んで挑戦します。レベルが下の就職先に応募し、例えば自分の中で【10段階で7以下の女性に告白するタイプ】
更に自分から中々アプローチはしないかもしれない。
これではそもそも、確率的に8以上の異性に告白する事がないので、よっぽど相手から好かれる事がない以外はレベルの高い物を手に入れる事が出来ない事が分かる。

【良い事】をやや大げさに受け止め【良くない事】を「まいっか」と忘れてしまえるような性格のタイプが一番良いとされているみたい。そうすれば自分に自信を持つ事ができ、自分への不信感が消え、人生が好循環するようになる。

自分にとって、良いと分かっていてもいつもその選択が出来るとは限らない

長期的には痩せた方が良いとか分かっていても自分が望んでいるにも関わらず今目の前に置いてあるドーナツは食べたいという困った感情になっています。客観的な視点は大事だと知っていても、つい自分の現状を肯定する心地良い言葉の方に耳を傾けてしまう。

⇒これについては、抗う事は中々難しいですが意思の強さで突破するしかないですね^^;

無意識の力の具体的な事例

どういう分野の活動でも最高のレベルに近づいてくると無意識の果たす役割が非常に大きくなる【感覚で料理の目分量が分かる】【作物の収穫時期が肌感覚で分かる】
など熟練者は少ない思考で大きな成果を上げる事が出来るという事だ。
更に発展させると例えばトモウモロコシを植える時期は
科学者は【過去のデータを調べろ】というだろう
農家は【先祖代々の言い伝えに従いなさい】というでしょう。「トウモロコシを植えるベストなタイミングは、オークの葉がリスの耳を大きさになった」

⇒よくありますよね。一つの分野を深める事の大事さに気付かせてくれる内容ですね。

自分がいかに自分自身を知っていないかを認識すべきなのだ。私達は、自分自身が何を考え、何を信じているのかをほとんんど知る事ができない。私達にとって最大の謎は自分自身なのです。

⇒定期的に自分と向き合う事が必要なのかも。人は「自分が進んだ道を正解に出来るように頑張るけども、果たして本当にそれが自分の望んだ事なのかハッキリとは分かっていない。」定期的に自分自身の内面と向き合う事が必要なのかも。意外と世間のイメージとかマジョリティの意見だけで正解と決めている事が多くはないでしょうか。

普段から無意識に判断している事が多いのだと意識するべき

私たちの脳はすぐに答えを出したがる。【良く分からない状態】というのが嫌いだから。解釈らしきものが目の前にあるとすぐに飛びついてしまう。早く「分かった」事にしたいのです。

⇒だから「良く分からないけどもっと頑張れば良いんだろう!」とか「良く分からないけど、とりあえず前に進むしかないでしょ!」と情報をしまい込み、分かった事にしてしまう事があります。

何かを学べば、それを基にまた新たな何かを学ぶ可能性が高くなるし技術を身につければそれを基に新たな技術を身につける事が多い。

富や名声は人を不安から自由にしてくれるが、決してそれは人を幸せにはしてくれない。不安の苦しみから解放してくれるのだ。

読むと手に入る能力

エリカとハロルドの生まれてから死ぬまでの失敗や成功体験の書かれた本で、物語式の【心理学】【経済学】【行動経済学】などたくさんの知識がふんだんに使われた書籍なので私の読んでみての一番の感想は

「一度人生を最後まで経験したみたいな気分だ。次は、少しだけ間違わないように正しい道を選択する事が出来る可能性が増えた気がします。」
という感じでした。無意識を意識しながら人生に活かす事ができたら結構最強なんじゃないかな?
とも思えるような書籍との出会いでした^^

この記事を書いた人
Tattuu

2児の共働き父、兼業Webライター
30代半ば、妻、子二人。
財務、税務が専門ですが、Web周りからパワポ資料作成まで
何でもしてます。(経営 × 税 × Web x 文章)

1:ブラック企業に新卒入社(半年で退職)
2:未経験でホワイト企業の経理財務(10年勤務)
3:大企業へ転職(財務税務、経営企画、上場関連)
4:上場子会社へ転職(マネジメント、経理全般)←イマココ
就職や転職系も得意です。ご依頼などお気軽にどうぞ^^

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