起業、フリーランスが全然好きな事だけ自由に出来るわけではない?
私は常日頃から
「自由に仕事がしたい!」
「とにかく縛られたくない!」
「自分の責任だけで仕事がしてみたい!」
「会社員を辞めて起業したい!」
と思っていました。そう、昔は。
世の中がそのように煽るし、実際に独立して仕事をしている人は何だか
キラキラして見えて。
この記事を読んでいる人の中でも独立に憧れている人はいないでしょうか。
「人生一度きり」
「やるかやらないかだ」
「何で好きな事を仕事にしないの?」
「夢はないのか?!」
これらの流行りっぽいワードに惑わされて安易に独立して、失敗してる人がかなりいます。
むしろ失敗する人の方が多い事をご存じでしょうか。
というか、生きるか死ぬかで挑戦する事は良いのですが
「挑戦しないのはダメ」みたいな風潮があまり良くない気がします。
「その他大勢で終わるな!!」
「普通の人生で満足ですか?」
みたいな(笑)
その他大勢でも素晴らしいし、普通の人でも素晴らしいです。
というか今の世の中、その普通の人生を歩む事自体が難しいです。非正規雇用の増加とかで。
【多様性】を大々的に取り上げるのはいいけれど、コントロールできないと悲惨な事になると思います。
それに「普通のサラリーマン」を一括りにせずに是非考えて欲しいです。
【家族持ちの普通のサラリーマン家庭】子供の頃は、学校という組織に属していたのでそれが普通だと思ってたけど、社会に出たら「あれ?思ったよりそういう家庭って少ない・・・。」となりませんでしたか?
だから「普通のサラリーマンを40年続けられる能力」ってめちゃくちゃスゴイワケです。
確かに独立起業している人は生命力も強いし、実際に魅力的な人も多くいます。
羨ましくなる気持ち、カッコいいなと思う気持ちはとてもよく理解できます。
でも皆さん忘れてる気がするんです。
人が魅力があるかどうかは
何をやっている人であるか
では測れない事を。
・起業しているクソ人間
・サラリーマンの人格者
勿論います。
色々考えても考えてもそれでも諦めきれなかったら
魂の炎を原動力にバリバリ起業家への道を突っ走るのが良いと思います!
安易に夢を追いかけて後で、後悔はしないようにしましょう。
それを改めて考えさせてくれた記事2つを紹介します。
これと

これです

いくつかポイントを絞ってサラリーマンの良さなど紹介してみようと思います。
いかにサラリーマンが恵まれているかが分かる気がします。
それらを読んでも「それでも関係ねぇ!やりたいからやるんだ!」
という人こそ本物の起業家と呼ぶにふさわしいのでしょうね^^
まずは年金、単純に老後の話し。国民年金だとどうなるか
【年金の平均受給額の目安】(平成30年現在)
【国民年金 単身者】 約 55,400円
【厚生年金 女性】 約 102,700円
【厚生年金 男性】 約 166,800円
【国民年金 夫婦2人分】 約 110,900円
【厚生年金(夫)と国民年金(妻)】約 222,300円
【厚生年金 夫婦共稼ぎ】 約 269,500円
※あくまで平均で目安です。特に厚生年金では支払額によって受給額が大きく変わります。ですが額自体の差が大きい事はお分かりいただけると思います。国民年金の方は、この差も埋めれるくらい稼ぎましょう!
上は、平均的な国民年金と厚生年金の受給額の表です。
例えばダブルサラリーマンと、ダブル自営業だともらえる年金の差が一カ月で16万円。
年間で192万円の差額です。
65歳でもらうと想定して25年間、その差が続くと考えると
90歳の時点で4800万円の差があります。
国民年金だけの人は、この差額分を自分で用意しなければならない。
さらに年金の良いとこが死ぬまで続くところ。
月に27万円くらいが一生続くとしたら精神衛生上もよいですよね。
もし仮に4800万円を用意出来たとしても
「100歳過ぎるまで生きてしまったら足りない分はどうしよう・・・。」と国民年金の人は思い
「100歳まで生きても一応死ぬまで27万くらい出るからいいか。」と厚生年金のダブル受給の人は思いますね。
最近の人って不労所得って言葉大好きですよね?
年金なんて死ぬまでもらえる老後の不労所得という事に皆さん気付いていますでしょうか。
まぁ病気や痴呆などそれでも足りなくなる可能性も大いにありますが^^;
長生きリスクの観点からも厚生年金の良さが分かって頂けると思います。
と同時に個人事業主の方は、利益が出ているのであれば長期的に考えると
法人化も視野に入れると自身の年金もまかなえるので良いかもしれません。
育休がないだけじゃない。育児休業給付金ももらえない!
サラリーマン妻は育児休業給付金が産後
・半年間は月給の66%くらいが支給され
・その後最長2年間は月給の50%くらいが支給されます。
しかもそのお金は「非課税所得」なので例えば次の年の保育料の算定に影響しません。
お得ですよね。
一例で言うと
「産前の保育料50000円」
「産後の保育料20000円」
になるとか全然あります。
奥さんの所得が0と言う事は、旦那さんの年末調整や確定申告の時に
【配偶者控除】として所得控除にも入れる事ができるので
更に保育料が安くなります。
ヤバいですよね。
サラリーマンが優遇され過ぎててビビります。
共働きできる家庭は「旦那さんに協力してもらって」
出来るだけ共働きを続けた方が用意するお金の面では良いかもしれません。
旦那さんも是非、共働きできるよう家事をめちゃくちゃ頑張りましょう!
これがフリーランスにはありません。
即、収入0です。保育料も安くなりますが旦那さんの収入のみです。
逆に子供が小さくても働けば保育料がそれだけ高くなったりします。
キツくないですか。
さらに上の記事にはフリーランスの自由に関して書かれていますが文中で著者はこのように書いています。
「フリーランスの一番のメリットは?」
フリーランサーにそう聞くと、高確率で「好きな場所、好きな時間に好きなことだけをできる」という返事が返ってくると思います。
実際、多くのフリーランスは「好きなことしかしたくない」という気持ちを多かれ少なかれもっているはずです。それはわたしも同じです。
でも意外なことに、フリーランスは「好きなことだけすればいい」というわけではなかった。
正確に言えば、「好きなことを仕事にできるけど、好きじゃないことも自分でしなきゃいけない」です。
(出典:フリーランスは「休めない」「スキルアップできない」「好きなことをするのにカネがかかる」の三拍子。)
完全に自分の好きな事だけを出来ていて自由な人は少ない??
自分がしたい事でお金が稼げてストレスもなく、その他雑務もしない人も世の中にはいるかもしれませんが
世の中のフリーランスのほとんどは、自分がしたくない雑務や資金繰りなどをしています。
それを外注化するのであれば、またお金が発生しますしね。
さらに、起業した人の辛い部分で良くあるのが
辛そうな顔が出来ない。弱音は吐けない。という事。
個人事業主は、自分が看板です。
いつだって自分をキラキラ見せないと勿論お客さんなんて寄ってくるハズがありません。
だから、ほとんどの場合【あのキラキラした経営者】は吐きそうになるほどのプレッシャーや不眠などと
戦っているという現実もあります。もちろん例外もありますが。
起業は勿論カッコイイ!つまり本質を見極めてよく考えて行動を起こしましょう!
こう色々メリットデメリット書いてきましたが、私は起業否定派ではありません(笑)
むしろ上手く起業家とかなれたらカッコイイし人生充実するだろうなぁ!
と思うからこそ、ここまで調べています(笑)
自分の得意な事で世の中に貢献できるという事は、かなりの充実感に繋がると思いますし
承認欲求も満たされますよね!
でも、承認欲求だけに振り回されて決断を誤ったり、早まったりしないよう
長期的視野で人生を歩んでいけたら、より良いかなと思ったので記事に書かせて頂きました^^
起業なんてしなくても
【自分の人生事業の事業主】であり
【家族の人生事業の取締役】であるのだから。
会社やビジネスの事ばかり考えて、それらをないがしろにしてる人、結構いません?
本末転倒にならないようにしたいですね。
人生の事業の成功を考えてる時点で皆立派な事業主だと思います^^
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